
「年末年始イベントたくさんあるし、友達と遊ぶお金や生活費のためにそろそろバイト探さなきゃ。でもなんのバイトやろうかな。
接客業っていっぱい募集記事あるけど、どうなんだろう?」
今回はこちらの疑問について解決できる記事になっています。
なぜなら、僕は学生時代に百貨店でアルバイトをしていました。
大学1年の終わり頃から卒業まで、辞めることなく働きました。
そして今も接客販売業の仕事をしています。
でも昔から接客業がやりたかったかというと、そうではなかったです。
上京してやっと東京に慣れてきた頃の僕は、アルバイト募集の雑誌を見て「なんとなく」で応募していました。
まして田舎生まれの僕は、東京の百貨店なんてどういうところかわかってなかったですw
ただこの仕事をやらなければわからなかったこと、得られなかったこと、出会わなかった人など、自分の財産になったものは確実にあります。
・接客業のメリット
・接客業のデメリット
・接客業は稼げるのか
・「まとめ」接客業に向いている人、向いていない人
そして
・接客業にはどんなメリットデメリットがあるのか
・接客業に向いているか、いないかがわかる
学生バイトとして、一緒に働くメンバーやお客さんとの関係。
また、何を得られたか、何ができなかったか。
約4年間の接客業バイトで見てきたものを、伝えたいと思います。
この記事が皆さんの選択肢の一つとなればとても嬉しいです。
目次
接客業のメリット
接客業をやる上で、一番言われることはこれでしょう。
「会話をする」が絶対条件なので、間違いなくスキルは上がりますし、逆に「コミュ障なんで、、、」とか言ってたらそっちの方が恥ずかしいです。
なぜなら、職場の人やお客さんは始めて会う人ばかりですし、毎日必ず来るお客さんなんて滅多にいないので、その日その日で話すこと、人は変わります。
例えば、こちら売る立場からすると、相手は目的があって買いに来るわけなので、その目的に合うものをしっかり提案しなくてはいけません。
さらにその提案についても、老若男女いろんな世代の方がいる分、その人たちにわかりやすい言葉を選ばなければいけないのです。
居酒屋やファミレスなどの飲食店においては、時間関係なく注文がなるので、より効率よく話すスキルが求められます。
これもよく目にする言葉ですが、実はバイトから同業種へ就職する人は結構多いです。
「やりがい」というものをお金や評価、将来などで表すこともできますが、逆に目に見えないもので得られるものもあるということです。
例えば、「お客さんにとても感謝された、喜ばれた。」「みんなで頑張って売上目標を達成できた」などの充実感を得ることで、やりがいを感じることもできるということです。
そしてその経験が自分の印象に強く残り、「この仕事が楽しい」「もっとこの仕事について学びたい」など将来の選択肢に加える人もいます。
僕の百貨店バイトは進物ギフトや日常嗜好品を売る仕事でした。
ですのでレジ操作や販売は勿論、配送梱包もしてましたし、納品チェック、売り上げ報告など一通りやりました。
今思えば業務量は学生バイトがやる量を超えていたと思いますw
しかし、これら一連の作業をやりながらお客さんと対話したり、電話注文を受けたり、「ながら作業」の中で働くので自分のキャパを広げるという点においてはプラスであるといえます。
これは接客業の利点ともいえるでしょう。
学生バイトとはいえ、対大人を相手にするので就活の面接官ぐらいのサラリーマンや社長さんなんかも接客したりするので、「言葉遣い、一般常識」は嫌でも身についていきます。
また前回書いたのし紙についても必須知識なので、大人になって付き合いとして覚える知識も早く覚えることが可能です。
➡️のし紙についてまとめた記事がこちらです。
これは接客業の宿命ともいえます。
十人十色たくさんの人が買いに来るので、中には変な人、話が通じない人、試食魔、クレーマーと呼ばれる人などもいます。
そしてこのような人たちに根気づよく説明したり、時には理不尽なことも言われますし、自分のミスでクレームを受けることもあります。
もちろん僕も学生バイトの時に職場で怒られたこと、お客さんに怒鳴られたことは経験済みですw
その時はものすごくショックを受けてメンタルやられますし、辞めようかとも思ったこともあります。
しかし、「自分ができなかったのがクレームの原因だから、次はしないようにしよう」「お客さんに直接謝ったら常連客になった」「こういう人が来た時はこうすればいい」
などといった改善点や経験値として自分に活かせるものがあったのも事実です。
やはり現場でしか得られないもの、経験して初めてわかることというのは自分にとっての大きな財産となりますね。

さて、別の意味で大事なことといえばこれ。
「あそこのお店の女の子が可愛い」「今度各売り場の大学生で飲みましょう」
なんてことはたくさんありましたw
百貨店というだけあって学生バイトはたくさんいましたし、やはり同年代は何かと絡みができるものです。
そして仕事終わりの楽しみはこの交流だったりもしました。
大学での悩みや就活、将来についてなど、大学とは違った場所での話というのは新鮮だったりもしますし、何より友人が増えるのはいいことです。
そして僕自身この時できた友達は、今でも仲良くしています。
接客業は週末や土日祝日が忙しくなるので、平日は大学で土日祝日バイト入れたいという方にオススメです。
なぜなら、主婦の方がいる職場だと、土日はお子さんの面倒見たり家族で出かけたりするので出られない方が多いのと、売り上げの面からも土日の方が高い傾向にはあるので、土日に出られる人はとても貴重なのです。
僕の場合は教職をとっていたのもあり、平日は大学、土日はバイトという生活をしてました。
僕の職場も土日は人がなかなか集まらなかったので、やはりそういうところは狙い目かもしれません。
平日別のバイトで、土日は接客業という方もいました。
接客業のデメリット
さて、今までメリットについて書いてきましたが、ここからはデメリットについて書きます。
デメリットの特徴は仕事の中身以外の面が多く挙げられます。
ここからは自分のスタイルや生活習慣、大学生活と密接に関わってくるところなのでしっかり頭に入れておきましょう。
接客業は世の中の人が休みの時に忙しくなる職業です。
例えば夏休みや年末年始が挙げられます。
帰省ラッシュ時の手土産時販売やお盆の配送品増加。
クリスマスケーキ販売や年末年始の初売りなどが挙げられます。
なので、学生あるあるイベントのクリスマスパーティーや夏休みの花火、正月の初詣に参加することはなかなか難しくなります。
お店としては大きな売り上げチャンスと分かっているので、そこを逃したくはないですし、しっかり販売体制を整えなければいけません。
僕も百貨店バイトをしてから、その時期はそういうもんだと思って働きました。
学生時代は年末年始は休んだ覚えがありませんw
ですので、もし接客業をやってみたいという人はそう行った時期のことを考えて決めることをオススメします。
これは僕の実体験です。
僕は音楽サークル出身で、夏休みは合宿、学園祭ではライブ、冬もクリスマスライブなど要所要所でイベントがありました。
もちろんバンドメンバーと練習スケジュールを組むので、バイトのことも考えないといけませんし、そこに大学の授業も入ってきます。
ましてサークル合宿となれば数日参加になりますし、バイトの出ることは無理になります。
そしてサークル以外にもバンドをやっていた僕は、バイトに行けなくなったこともありましたw
なので、自分が好きなことやりたいことを優先させたい人には接客業はスケジュール管理が重要です。
これはもちろんですよね。
買う人からしたら、「こんな身なりのやつから買って大丈夫かな?」「間違われたら困る」って思われても当然ですw
「人の印象は3秒で決まる」とよく言われますが、自分も体験しましたw
当時僕はバンドマンだったので、髪が明るかったり、ピアスも開いていましたw
今思えばそう思われても仕方ないよなとわかるのですが、当時は上から目線や見た目で判断してくる人にものすごくイライラしてたのをよく覚えていますw
もし金髪にしたかったり、ピアスは開けていたいなどどうしても譲れないことがあるのであれば、募集要項をちゃんと読みましょう。
百貨店はまずアウトですw
これも「バイト削られた」「人件費に厳しくなった」など、学生バイトには馴染みがある言葉かもしれません。
百貨店を例にしますが、基本忙しい時期が決まっているため、それ以外の暇な時期というのはよほど人気ブランドでもない限り、人はいらないのです。
忙しい時期というのは主に、お盆の帰省ラッシュ、クリスマス、年末年始、社会人の異動時期、卒業式がある3月などが挙げられます。
それ以外の時期に関しては、誰かの誕生日パーテイーや祝日関係のイベントがなければ、驚くほど暇になります。
なので、店側としても人員をそんなに割いてまで売り場を回す必要がないのです。
そのため、「入りたいけど、十分足りているから削るしかない」ということになります。
ここの仕組みに関しては、別の記事で書いていきたいと思います。
働く側として一番気をつけなければいけないことですね。
日常接客の中でミスをしないようにすることももちろんですが、それよりも最近ミスの種類も変わりつつあります。
よく挙げられるのは個人情報紛失、漏洩、異物混入なのですが、
その他にもニュースでも話題になった、いわゆる「バイトによる不適切動画」などのことを指します。
いっときの感情で仲間と楽しくなったから、その場のノリでなど安易な判断でSNSに投稿したり、動画を撮ったりして炎上する。
ニュースでは炎上してる時は取り上げられますが、その後を報道したりするメディアは少ないですよね。
これ店一軒間違いなく潰します。
SNSの影響もそうですが、ご年配の方などは情報源が主にテレビなので、ニュースの言ってることをそのまま受け取ります。
その影響は凄まじく、苦情はもちろん、営業していることすら悪のように認識されてしまいます。
ですので、接客業の場合、他人と関わる機会が多いのと、仕事中どこでみられているか分からないので、そう言ったことへの認識や注意意識を持たねばいけません。
これは「資格の勉強をしたい」「バイトより優先したい活動がある」など明確な目標を持って取り組んでいる人にとっては、接客業はやめたほうがいいです。
なぜならば、お店がものすごく暇だとしても途中であがることはできませんし、デスク作業ではないのでスキマ時間を活用しづらいのです。
正直「こんな暇なら別の時間に使ったほうがいい」ってことはよく思いますし、「暇だから立ってるだけでお金もらえてラッキー」と思えるのは最初のうちだけですw
暇だと時間が過ぎるのも遅く感じますし、暇疲れを起こして帰ってからもやる気が出ず、中途半端になってしまいます。
接客業は稼げるのか
正直稼ぐなら、別のバイトがいいです。
閑散期と繁忙期の差がありすぎるので、月ごとの安定的な収入は見込めません。
接客業で稼ぐことを目標にするのであれば、「日数」「時間」を確保しなければお給料は発生しないので、忙しい人気店で入れる日数を確保するか、掛け持ちして収入を得るのがいいです。
「まとめ」接客業に向いている人、いない人
まとめです。
・メリット:コミュニケーションスキル向上や一般知識を学べる。
いろんな人と出会えるので、その分経験は深まる。
・デメリット:イベントやサークル活動に参加しづらくなる。
拘束時間が長いので、自分の時間を作りづらい。
収入に波がある。
これらを踏まえて、「人と話すことが好き」「就活前に社会経験を積みたい」「土日祝日働きたい」という人にはオススメな職業です。
実際、接客業で学べることはたくさんありますし、僕自身はぜひ接客業をやったほうがいいと思っています。
ただ、大学生のうちにやりたいことや自分が将来への明確な目標がある場合にはそっちに時間を使ったほうがいいと思います。
今は稼ぐ手段としてパソコンでできることもあるし、学生の時にしか楽しめない思い出もできると思います。
なので、バイトとして選ぶ際は、自分の生活とバランスが取れるかというところをしっかり見極めてから選ぶことをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。